声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋 第7話:「若様の過去 前編」
今回は遊郭でのチヌの物語に変わり、
若様こと若水公三郎の物語。
それは彼の初恋でもあり、
頑なに女嫌いになってしまった過去の物語です。
若様が帝大2年のころに、ある女性と出会う。
一目ぼれしてしまうが、その女性には若水家を恨む理由があった。
その女性は、志方寿子といい華族の姫であった。
二人は夜会でお互い惹かれ合っていく。
それを面白く思わない若様の母親と寿子の父。
実は、この寿子の父は実の親ではなかった。
まだ寿子が子供のころ、本当の父親が若水家に借金し
一家心中をしたが、寿子だけが生きのこった。
それから、今の志方に貰われてきたのだが、
寿子が美人すぎるので、自分の女にするために育ててきたのだ。
初めての恋しかし家と寿子の因縁にただ立ち尽くすしかない
公三郎。
二人の恋の実る道は果たしてあるのだろうか・・・
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