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女郎として成長するチヌであったが・・・

『声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋』

声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋:2巻記事一覧

ある日、美緒の兄が訪ねてくる。400年続いた名主「堀田家」の跡取りで育ちが良さそう。大学進学の勉強をするために近く来ていたようだ。美緒も良いとこの出ではあるが、堀田家の力が無くなり兄の学費や生活費を稼がせる目的で美緒は働いている。千鳥は、客の杉浦様から姉に似たような人を京でみたという情報を耳にする。だがそれを確かめるには金が必要。千鳥は何とか工面して自分の金を渡そうとするが足りない。それでも千鳥は...

検梅日、お職の巴が引っかかってしまう。入院の間は千鳥が太夫として看板娘を任されることになったが、千鳥は勤まるのか不安でしかたなかった。ある日千鳥は町で一般の女性に出会う。小さな娘を亡くし寂しそうだが、とても優しく、母がいたらこんな感じなのかと思った。裏で旦那様が叫んでした。いつも大声で騒いでいるらしい。千鳥は見世に帰り、看板として頑張っていた。そこに炭鉱掘りの富豪がやってきて、その人はかなりお金を...

若様は何としても寿子に会いたいと思い家の前で張込みを始めた。しばらくすると家の中から志方家の馬車が出てきた。あわてて追いかけ少し中が見えたかと思うと旦那様が寿子の胸を触っているのが見えた・・・その様子に慌てて若様は、馬車の前に立つ。そして、扉を開け寿子を連れ出し、ふたりで逃げていった。それから駆け落ちし、二人で生活を始めた。誰にもバレない漁師となり幸せな生活を始める。寿子に赤ちゃんができた。若様は...

今回は遊郭でのチヌの物語に変わり、若様こと若水公三郎の物語。それは彼の初恋でもあり、頑なに女嫌いになってしまった過去の物語です。若様が帝大2年のころに、ある女性と出会う。一目ぼれしてしまうが、その女性には若水家を恨む理由があった。その女性は、志方寿子といい華族の姫であった。二人は夜会でお互い惹かれ合っていく。それを面白く思わない若様の母親と寿子の父。実は、この寿子の父は実の親ではなかった。まだ寿子...


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