声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋 第10話:「やさしい子」

今夜の客は老舗の薬問屋「九持堂」の若旦那の鶴松様。
若様がハマっている噂を聞きつけ千鳥を見に来たようだ。

 

 

 

鶴松の感想は、『若様もたいした男やねぇわ』と大笑い。
千鳥の平凡さに若様をバカにしている。

 

 

 

千鳥は、若様の品が下がらぬよう、
なんとかしようと、少し抵抗するような演技をしてみる。

 

 

 

鶴松は、にやにやしながら、
手ごめしているようだと、少しは楽しんでいる。

 

 

 

この鶴松、昔から学問も商売も
なにひとつまともに出来たことが無く、バカ旦那であった。
結婚もしていたが、3か月で終わってしまった。

 

 

 

ある晩、鶴松が見世にやってきて、
店の化粧水をいくつか持ち出しプレゼントする。
若様とは違った洒落たところを見せつけるためだ。

 

 

 

しかし、そこに鶴松の母親がやってきて、
店の大事な商売物を持ち出しおって!と怒鳴り鶴松を説教する。

 

 

 

鶴松は怯えビクビクしている。
そんな中でも千鳥は冷静に奥様に対し『不作法でっしゃろ』と対応した。

 

 

 

奥様は大声で笑った。女で意見することに一目おいたようだ。
千鳥の対応で、その場は引き下がった。

 

 

 

それに感動した鶴松は、感動し惚れたようであった。
その後、つまらん女とは言わなくなった。

 

 

 

しかし、その後はストーカーのようになってしまう。

 

 

 

あるとき鶴松は千鳥を連れ出し、自分の蔵へ連れ込む。
そして、手縄をし監禁した。

 

 

 

しかし、奥様が気づき千鳥を発見する。
そんなとき周りは大騒ぎとなっていた。

 

 

 

奥様の選んだ方法は、千鳥を殺し
この騒ぎを息子である鶴松ではないことにしようとした。

 

 

 

実は、3か月で離婚した元嫁も
鶴松が飽きたので奥様が殺したという。

 

 

 

また短刀を振りかざし、千鳥を斬ろうとしたとき
鶴松に見つかってしまい止められる。

 

 

 

そのまま、短刀は母親の首に・・・

 

 

 

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