声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋 第8話:「若様の過去 後編」

若様は何としても寿子に会いたいと思い
家の前で張込みを始めた。

 

 

しばらくすると家の中から志方家の馬車が出てきた。
あわてて追いかけ少し中が見えたかと思うと
旦那様が寿子の胸を触っているのが見えた・・・

 

 

その様子に慌てて若様は、馬車の前に立つ。
そして、扉を開け寿子を連れ出し、ふたりで逃げていった。

 

 

それから駆け落ちし、二人で生活を始めた。
誰にもバレない漁師となり幸せな生活を始める

 

 

寿子に赤ちゃんができた。若様は大喜びで、
やっと普通の家族になれると期待していた。

 

 

しかし、寿子には心配事があった。
どちらの赤ちゃんか分からないからだ。

 

 

でも、若様であれば、
そんなこと気にせず育ててくれるだろうと思った。

 

 

そんな幸せなときに、ふたりの幸せな生活にピリオドを打つ。
志方の旦那が、居場所をつきとめ寿子を奪いにきたのだ。

 

 

若様が気づいた時には遅く、
志方は若様を斬りつけようと刀を振り上げていた。

 

 

胸を斬りつけられ、そのあと刺されるところを
寿子が間に入り身代わりとなる・・・!?

 

 

二人の幸せな時は失われ、
残されたのは、若様の胸のキズだけであった・・・

 

 

 

声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋|試し読みはコチラから

サイト内【声なきものの唄】で検索♪

まんが王国【スマホ専用】


inserted by FC2 system