声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋 第1話:「女の競り市」
両親が亡くなり、多額の借金だけ残された姉妹、
瀬戸内生まれのサヨリとチヌ。
これから借金返済の為ふるさとの島を出ることになる。
到着したのは遊郭であった。
さっそく競りにかけられ姉のサヨリは良い値がついたが、
妹のチヌはまだ幼く相手にもされません。
サヨリは、着物を剥がされ胸をさらけ出し、股も広げられていた。
その様子をみたチヌは、状況が掴めず『姉やんに何するッ』と立会人を叩く。
チヌは、立会人から売り物にされていることを知らされ叩かれてしまう。
サヨリがチヌをかばうと、そこに瀬島という男が現れる。
瀬島は、サヨリを気に入ったのか立会人から高値を聞きだし、
サヨリを連れ去ろうとする。
チヌが引き止めに入るが瀬島に殴られ意識を失う。
チヌが目を覚ますと、「須賀屋」の主人が残っていたチヌを買ったという。
そして、サヨリの事を聞きワーワー泣きわめいていた。
そこから、チヌの須賀屋での暮らしが始まる。
姉さんの、おマサと小梅の下での生活は、馬鹿にされまくりであった。
あるとき兵隊が大勢やってきて、チヌを指名してきた。
源氏名は小菊。
さっそく股を触られ『ひっ、あ・・・』そのままキスをされそうになったが
『いやあっ』と兵隊を蹴り飛ばしてしまった。
しかし、旦那様にど叱られ髪を引っ張られ
兵隊の部屋まで引きずり戻されてしまう。
そのままヤられてしまい兵隊は満足げで見世にご祝儀を出した。
小菊は、あまりにもショックを受け、
このままずっとこんな生活が続くのかと思うと気が狂いそうでした。
そのまま見世を抜け出した。
海岸に到着した小菊は、このまま海を泳いで島まで帰りたくなり、
海へ入っていった。しかし、海水を呑んでしまい沈んでしまう。
このまま死ぬ覚悟もあったが、
そこに、たまたま釣りをしていた男が小菊を助けることになる。
男は小菊を見てすぐ女郎だと分かったが、子供だということに気づき驚く。
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