声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋【安武わたる】
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両親を亡くし人買いに売られる姉妹・・・
『声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋』
【漫画あらすじ】
瀬戸内で育ったサヨリとチヌ、両親が残した借金を返済する為、
女郎となり苦しい悲惨な生活が始まる。
ふたりは離れ離れとなり、妹のチヌの話が展開される。
チヌは徐々に新しい生活に慣れていくが、
サヨリに会いたくて耐えられない日々を過ごす。
そんなとき、ある男性に救われ生き甲斐をみつける。
チヌは新しい生活に出会いにいろんな壁にぶち当たり苦難を乗り越えていく。
| 第１話 | 「女の競り市」 |
|---|---|
| 第２話 | 「女郎の母性」 |
| 第３話 | 「東陽楼の姐さん」 |
| 第４話 | 「弱き者たち」 |
ネタバレ・今後の展開
もともと母はなく、
それでも父と姉妹３人家族で
幸せに暮らしていたある日、
父が亡くなり、
多額の借金があることを告げられ、
借金返済のために人買いに売られることになった
サユリとチヌ。
生まれ育った瀬戸内の地を離れ、
人買いに連れられついた先は
遊郭であった。
姉のサユリは容姿も良く、
年齢的にも人気があり、
かなりの高額で値がついたが、
まだ幼い妹のチヌは買い手が
なかなか見つからないでいた・・・
まだ幼いチヌは状況を把握できないまま、
姉のサユリは高値で売りに出され、
連れて行かれそうになったところを
止めに入るが、
売り物に手を出すなと立会人に叱られたたかれ
意識を失ってしまう・・・
意識を失ってる間に、
残ったチヌにも買い手が見つかり、
自分に何が起こっているのか、
姉がどうなったかを知らされ泣き叫ぶチヌ。
買い取られた【須賀屋】というところでの生活が始まる。
そこはいままで経験したことのない地獄のような場所であった・・・
小菊という源氏名を与えられ、
女郎としての生活が始まったチヌ。
あるとき兵隊の団体がやってきて、
その中の一人がチヌを指名した。
部屋で２人きりになるとすぐさま
股のあたりをまさぐられて、
初めてのことで驚き、
たまらず兵隊を蹴り飛ばしてしまうチヌ。
部屋から逃げ出し去ろうとしたが、
旦那様につかまり無理やり部屋まで戻され、
結局そのままヤラレテしまうチヌ・・・
ショックでこのまま生きていくのはつらいと思って
海岸に足を運んだ・・・
この海を渡って島まで帰ってまた姉と暮らしたい
そう思いながら海の中へ入っていった・・・
すぐに海水を飲み込み溺れてしまうが、
このまま死んでもいいかなと思っていた瞬間、
たまたまちかくで釣りをしていた男性に助けられる・・・
チヌの服装から女郎だとすぐわかったが、
まだ幼い子供だと気付いて驚く男、
この出会いがチヌの運命を大きく変えていく・・・！？
姉と離れ離れになって生きる希望を失ってしまった
彼女に一筋の光・・・
姉との再会を夢見て頑張っていこうとするチヌの姿に心を奪われました！
あらゆる困難がこれから先激しさを増してチヌに襲い掛かります。
いろんな壁にぶつかりながらも成長し乗り越えていくチヌの姿に
今後も注目です！
読んでみた感想・評価
第１話目から女の競りシーンがあり、
かなり衝撃的でした。
昔の日本では、当たり前だったようで、
借金返済のために奥さんや娘を売るのが頻繁にあったそうです。
さっそく、きれいめの姉サヨリが脱がされ、
ほぼ全裸で競りにかけられる。
妹のチヌも股間をさぐられチェックされる。
ちょっと羨ましいような恐ろしいような変な感覚になってしまったが、
現代に生まれてよかったと思う。
でも、もっと続きを知りたくなってしまうのは、男のサガでしょう。
１巻は、チヌの話がメインで、
女郎として成長していくストーリーが描かれています。
読んでいくうちに、
迫りくる困難に立ち向かう姿に
チヌのことを応援してしまっている自分がいました。
そこに王子様てきな、綺麗目の男性が登場する。
想像通りチヌのことを助けてくれる存在で、
内心少しほっとしました。
ここまでは姉のサヨリの事が描かれておらず、
売りに出されてからどうなったのか、
ずっと気になってしまうが、
おそらく２巻以降に出てくるだろうと期待しています。
早くも次の展開が気になってしまったため、
即２巻も購入してしまった私です。
ストーリーもすごく満足しました！
あなたにも是非読んで欲しい作品です♪♪
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